飲酒についての知識
年末年始はお酒を嗜む機会が増えると思います。
飲酒をするうえでの注意点を知り、自分の体調にも考慮したうえで楽しみたいものです。
そこで今回は飲酒についての素朴な疑問をとおして、私たちの身体への影響について学んでいきましょう!
Q.ビールジョッキ1杯分(=500ml)のアルコール(約20g)は、体内で分解されて無害になるまでに何時間かかる?
A.男性:およそ4時間、女性:およそ5時間
※飲み終わってからの時間の目安。体質・体重・体格などにより個人差があります。
睡眠や体調によってアルコールの分解は遅くなります。
ビールをジョッキで3杯飲んだ場合、男性でも無害になるのに12時間。半日以上アルコールは体内から消えません。8時間寝たとしても、起きた時にはアルコールは体に残っているのです。
※「〜時間寝たから大丈夫!」は通用しません。運転すれば「飲酒運転」です!
⦅ビール以外の約20gのアルコール目安⦆
・缶チューハイ-1.5杯
・日本酒-1合
・ウイスキー-ダブル1杯
・焼酎-0.6合
・ワイン-2杯
Q.飲酒すると寝つきが悪くなるので、不眠に悩んでいる人には寝る前のお酒は効果的?
A.眠くなりやすいが、睡眠の質が悪化し、目が覚めやすくなるのでお勧めしません。
アルコールの血中濃度が高くなると、脳に鎮静をもたらすため眠くなります。しかし、分解されると急にその作用が抜けることで目覚めやすくなります。また、利尿作用によっても排尿で睡眠途中に目が覚めやすくなり、睡眠の質が悪くなります。不満に悩んでいる人は、寝酒はやめましょう。
※寝酒からアルコール依存症につながることも多いので注意しましょう。