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足に関わる病気

日本フットケア学会と日本下肢救済・足病学会などにより、2月10日を「フットケアの日」に制定しています。
足に関する病気の予防・早期診断・早期治療の啓発を目的としています。

今回は、フットケアの日にちなんで、足について特集していきます。
痛みや違和感を感じても、湿布を貼ったり様子を見たりすることがありませんか?

 

 

 ⛄足に痛みがでる病気は多い

 

足の病気は様々です。
足の病気になっても、命に関わることがないことも多いですが、
病気の重症度や進行によっては「歩行障害」という不具合をもたらし、
生活にとても支障が出ます。

足が病気になるということは、当たり前の日常生活が送れなくなるリスクを伴うということです。
病気による足の変化をいち早く発見・治療するために、足の病気について知り、身体の部位と同様に予防やケアを心がけることが重要です。(一社)日本フットケア・足病医学会より)

 

 

 

 

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 ⛄代表的な症状や特徴

 

🐾足の痛みを引き起こす骨や関節の病気

 

①偏平足

 

 ・足裏にある土踏まずが潰れ、足裏が平らになった状態。

 ・年齢による腱の編成や体重の負荷によって、
  高齢の方は特に発症していることが多い。

 ・立ったり歩いたりする時に体が安定しにくいことがある。
 ・足が疲れやすい。
 ・内側のくるぶしの下の腫れ、痛みなどがあり、変形が進むにつれ、歩きにくくなることもある。

 

 

②外反母趾

 

 ・足の親指が小指側に「くの字」に変形する状態。

 ・合わない靴や過度な運動など足への負担が主な原因で、
  ひどくなると手術が必要となる場合がある。

 ・変形した親指が靴との接触で炎症を起こし、歩行時に痛みを感じるようになる。

 

 

③変形関節症

 

 ★40代以上の女性に多い

 ・関節を形成している関節軟骨や骨が痛み、関節痛や機能障害を引き起こす。

 ・変形股関節症

 ・変形膝関節症

 ※変形は主に加齢が原因です。関節が腫れる病気としては、
  慢性関節リウマチとの鑑別が必要になる場合もあります。

 

 

 

 

🐾足の痛みを引き起こす体の病気

 

①血管の病気

 

 1.エコノミークラス症候群:足に血栓ができる

 2.閉塞性動脈硬化症:動脈硬化により血管が狭くなる
  (④に記載)

 3.下肢静脈瘤:足の静脈が浮き出たり、盛り上がる
  (⑤に記載)

 

 

②痛風

 

 ★男性に多く、30代から発症がみられることが多い。

 ・尿酸の結晶が関節や腎臓にたまり、関節痛や腎機能障害を引き起こす病気。

 ・特に足の関節や足の親指の付け根は痛みが起こりやすく、
  一旦痛み発作が起こると激痛を伴い赤くはれるが、数日で徐々に治っていく。

 

 

③蜂窩織炎(ほうかしきえん)

 

 ・皮膚の深部が細菌感染して炎症を起こす。

 ・足は比較的に発症することが多く、痛みの他に皮膚が赤みを持って
  腫れる場合がほとんどで、また、程度によっては発熱することもある。

 

 

④閉塞性動脈硬化症

 

 ・動脈硬化の進行に伴って血管が詰まる病気としては、
  心臓の血管が詰まる心筋梗塞や、脳の血管が詰まる脳梗塞が知られています。
  これと同じ仕組みで、足の血管が詰まる病気が、末梢閉塞性動脈疾患の1 つ
  “下肢閉塞性動脈硬化症”です。

 ・糖尿病の方、メタボやその他生活習慣病等で治療中の方、喫煙習慣のある方等は
  動脈硬化が進行しないようにすることが重要です。

 

 

⑤下肢静脈瘤

 

 ・脚の表面近くを通っている静脈がこぶのようにボコボコと盛り上がる、
  あるいはクモの巣状または網目状に浮き上がる病気です。

 ・逆流した血液が静脈を押し広げ、血管を変形させてしまうのが下肢静脈瘤(りゅう)です。

 ・加齢に伴う筋力低下、立ちっぱなしの仕事であまり筋肉を使わない、
  妊娠して腹圧が上がると静脈圧が高くなる、といったことが静脈の壁をもろくしたり、
  静脈圧を高めたり、弁の機能を障害します。

 ・女性の方が2~3倍多いと言われています。

 

 

 

 

 

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 ⛄受診の目安

 

🐾夜間・休日を問わず受診

 

 急ぎの受診、状況によっては救急車が必要です。
 どうしても受診できない場合も、翌朝には受診しましょう。

 ✅転倒したなど、きっかけがはっきりしていて痛みが強い

 ✅歩くことができないほど痛む

 ✅痛みのある足の色が悪く、指先や爪が紫色になり冷たい

 

🐾診療時間内に受診

 

 翌日~近日中の受診を検討しましょう。

 ✅赤く熱を持って腫れている場所がある

 ✅痛風と診断されたことがある

 ✅むくみが強い

 ✅日常生活に支障はないが、痛みが慢性化している

 

🐾場合によっては受診を検討

 

 翌日~近日中の受診を検討しましょう。

 ✅赤く熱を持って腫れている場所がある

 ✅痛風と診断されたことがある

 ✅むくみが強い

 ✅日常生活に支障はないが、痛みが慢性化している

 

 

 

 

 

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 ⛄どこを受診すればよいか

 

🐾まずは整形外科へ

歩くたびに痛い、膝や足首など関節が痛い、腫れているなどの症状がある場合は
基本的に整形外科を受診。受診結果によって、その後の受診や他の診療科について相談できます。

 

🐾症状によっては診療科を変える

外科や内科、循環器科や皮膚科など専門科となる病気もあります。
例えば静脈瘤の場合は血管外科へ(近くにないときは外科)、
糖尿病や痛風など原因が分かっているなら、内科が専門的に扱っています。

 

 

 

 

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 ⛄毎日の観察とフットケア

 

🐾足の観察は毎日の日課に

 

 ●色はどんな色?(肌色・赤・紫・茶…黒?)

 ●かさかさ、乾燥していないか?

 ●くさくないか、においを確認

 ●指の間もよく見る

 ●皮がむけていないか?

 ●血が手でいないか?

 ●汁が出ていないか?

 

 

🐾フットケアのポイント

 

 ●足は清潔に、水分もしっかり拭き取る

 ●深爪に注意、爪の角は切りすぎない

 ●自分に合った靴をチョイス

 ●靴下で足の保護

 ●冬はやけどに注意

 

 

 

 


足の痛みを感じる症状は数多くあります。

軽く考えているうちに、深刻な足の病気やその他の症状を引き起こしてしまうこともあるのです。

フットケアを日課にして、足全体を触って違和感や痛みを感じることがないか、
普段から意識していきましょう!

 

 

 

 

 

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