耳の健康と衛生チェック
こんにちは。仙台かわすみ産業医事務所です。
今回のテーマは「耳の健康と衛生チェック」です。
耳は、私たちが生活をしていくうえで外部から音の情報を得るための大切な器官です。
所が、耳の健康維持については「聞こえ」悪くなったり、症状が出るまで、あまり気にしない人が多いのではないでしょうか?
耳の病気には、ある日突然原因不明で片耳が聞こえなくなる「突発性難聴」や、耳の奥に炎症を起こす「中耳炎」、「内耳炎」など、早めに治療しないと聞こえのレベルが下がったままになるものもあります。
3月3日は、日本耳鼻咽喉学会が定める「耳の日」です。
この機会に、耳の健康について定期的にチェックするよう心がけていきましょう。
🐇代表的な耳の病気 |
1)難聴 |
難聴は、音源の空気振動が脳で電気信号となり、
①電音難聴 ②感音難聴
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2)中耳炎 |
鼓膜の奥の中耳で炎症を起こすのが「中耳炎」。
①急性中耳炎 ②滲出性中耳炎 ③慢性中耳炎 ➜中耳炎は耳鼻咽喉科医師のもとでしっかり治しましょう。
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3)突発性難聴 |
大人の耳の病気で最多かつ要注意。
突然耳の聞こえが悪くなり、耳鳴りやめまいなどを伴う原因不明の疾患。 ※難聴やめまい以外の脳神経症状(呂律が回らない、顔の感覚が鈍い、飲みこみにくい等)を 病気の原因は未だ不明であり、循環障害やウイルス感染、自己免疫などの病態が いずれの治療においても、その有効性は必ずしも確立していない。
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4)外耳炎 |
鼓膜の手前を外耳といい、ここの炎症が「外耳炎」外耳の外傷。 |
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🐇「聞こえにくい」を放置しない! |
【専門家に診てもらう】
発症早期に治療を開始した方が聴力予後が良好であることが報告されています。
耳鼻咽喉科を受診すると、聞こえの検査で難聴かどうかを調べ、難聴だった場合、
原因・聞こえの程度・難聴のタイプ、補聴器が必要かなどを調べます。
【「聞こえ」の悪化の影響】
①就業上のデメリット(社会的孤立、危険察知能力の低下など)につながりやすい
②加齢による低下は40 代から始まる
→健診の再検査指摘があった際は必ず受診しましょう
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🐇こんなときは耳鼻咽喉科を受診 |
耳の不調を感じたら、まずは耳鼻咽喉科を受診しましょう。
✓耳が塞がった感じがする |
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🐇「聞こえ」を悪くする生活に注意しよう |
耳の病気がなくても、
・大きな音を長時間聞き続けること
・疲労や過度のストレス
などで聴力がダウンする場合があります。
正常な「聞こえ」を保つには、次の点に注意しましょう。
・疲労やストレスを溜めない
・良質な睡眠(休養)をとる
・適度な運動、バランスの良い食生活を続ける
・年に一度は「聴力検査を」受ける
★知ってますか?ヘッドホン難聴 |
ヘッドホンやイヤホンで大きな音量で音楽などを聞き続けることで、 |
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🐇耳の掃除を正しくできていますか? |
耳を掃除するときには、つぎの点に注意して行いましょう。
●目安:22~3 週間に1 回程度にしましょう。
なお、耳垢には皮膚を保護したり、虫の侵入を防ぐ役割もあるので、掃除し過ぎないことも大切です。
●道具:耳の掃除には耳掻きや綿棒を使いましょう。
耳掃除用でない物は、外耳道を傷つけてしまいます。
●使用後は:耳掻きは、アルコールが含まれたウェットティッシュで拭くなどして清潔に保管しましょう。
ペン立てに挿して置くなどすると雑菌が繁殖して不衛生になります。
生活していく上だ大切な器官だけれども、ケアはおろそかになりがちな耳。
今のうちから気にかけて、健康的に過ごせるようにしましょう🐰