春のメンタルヘルスと5月病
こんにちは。仙台かわすみ産業医事務所です。
今回のテーマは「春のメンタル不良と5月病」です。
すっかり春の陽気ですが、春先は普段からメンタル不調のある人は悪化しやすく、特に不良がない人でもメンタル不良になりやすい時期です。
3月~4月の変化により抱えたストレスが、4月の連休で緊張の糸が切れて一気にのしかかる…5月病が出現します。
体調不良を感じる前に、症状や健康管理法を学び、5月に備えましょう!
🌸不調の原因 |
1)春は大きな変化が多い
就職・異動・昇進など仕事内容にまつわる変化、
引越し・結婚・独立などによる家族構成の変化。
また、自分以外の上司や同僚、部下の異動で職場の雰囲気や人間関係、仕事の進め方が変わった…家族に何かしらの変化があったなども影響。
2)気温や気圧など、気象変化が大きい
3)花粉や黄砂など、見えない物質の影響がある
4)食事内容や飲酒・喫煙など日常生活の変化による影響
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自律神経の乱れ
+α(生活理事図の変化・人間関係の変化)
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心身のバランスが崩れやすい
●身体面
不眠・動悸・疲れやすい・食欲がない・頭痛がする・朝起きられない
●メンタル面
不安・無気力・イライラ感・思考/判断力が落ちる・
興味/関心がわかない・会社に行きたくない
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🌸症状が長引いたときは注意 |
症状が2週間以上継続する、仕事を休むことが多くなった等の際は受診や産業医等への相談、精神科・心療内科の受診をお勧めします。
実際に診断がつく場合は「適応障害」もしくは「うつ病」とされることが多いようです。
◆適応障害 |
ストレスによる不調を示し、症状には大きな個人差あり ・気分が落ち込む
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◆うつ病 |
精神症状(こころの不調)に加えて、身体症状(からだの不調)も多くみられます。 ・気分の落ち込みが激しい
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前提として「この症状が出たら、この病気!」と言い切ることはできません。
症状に当てはまる場合は、参考にしてまずは医療機関を受診して専門家に相談することが大切です。
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🌸5月病チェックリスト |
自分だけでなく、周囲の人にも該当しないか確認してみましょう。
□遅刻や休みが増えた、特に月曜日など週明け
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🌸職場における5月病対策 |
①有給休暇・特別休暇の取得を促す、 休みやすい環境づくり
②コミュニケーションの推進
③相談窓口の設置、周知
④メンタルヘルス研修の実施、ラインケア・セルフケア研修 等
➡ストレスや疲労を溜め込みすぎないための取組みが必要です。
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🌸こころとからだのバランスを保つために |
①生活リズム編
◆気候の変化に応じて体温調節 |
・気温に合わせて着脱しやすい服装で調節する
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◆生活リズムをを整えて体内時計をリセット |
・朝起きたら、日中もなるべく日光を浴びる時間を増やす
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◆食生活を工夫する |
・インスタントや、栄養補助食品に頼りすぎず、食事の量は腹八分目にし、ゆっくり食べる
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②こころのバランス編
◆ストレスを吐き出す |
・愚痴や不安を聞いてもらったり、あまり話すことが得意でない場合も自分なりの方法や好きなことでストレスを発散、和らげるようにしましょう。
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◆適当な運動と休養をしっかりとる |
・適度な運動はリフレッシュにつながりますので、急に運動量を減らしすぎないよう心がけ、一方で休日に予定を詰め込みすぎないよう調整しましょう。
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◆無理に新しいことを始めずに、今始めなくてよいことは先延ばしにして、ストレスの原因を増やしすぎない様に注意しましょう。
新生活でお疲れ気味の方もいらっしゃると思います。
無意識に気が張っていることもありますので、無理をせず、周りを頼りながら過ごしてまいりましょう🌸