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歯周病について

こんにちは。仙台かわすみ産業医事務所です。

今回のテーマは「歯周病について」です。

6月4日~10日は歯と口の健康週間でした。

歯や口の健康を維持することで得られるメリットはたくさんあります。

この機会に知識や情報を得て、口内トラブルの早期治療と予防に取り組むきっかけとしましょう。

 

 


 

 

 🦷歯周病とは

 

歯と歯ぐき(歯肉)のすきま(歯周ポケット)から侵入した細菌が、歯肉に炎症を引き起こし、さらには歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてグラグラにさせてしまう病気を歯周病といいます。

むし歯と異なり痛みが出ないことの方が多いのですが、気づかないうちに進行し歯肉からの出血などが起こった後、歯が自然に抜け落ちるほど重症になることがあります。

歯を失う80%以上の原因は歯周病もしくはむし歯によるものです。

 

●初期の症状
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①歯茎が腫れることがある
②歯茎が赤っぽくなった
③歯磨きの時に血が出る

➜痛みがなくても歯茎が腫れているのは歯周病の可能性があり、歯茎のふちや全体が赤くなるのは炎症が起きている証拠です。
歯茎のふちが赤くなり、さらに炎症がひどくなると歯茎全体が赤くなります。

 

痛みがないから病気に感染していないということはありません。
歯周病は進行するまで 痛みが生じないのです。

 

 

 

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 🦷歯周病の原因

 

👿直接的原因

 

歯垢(プラーク):生きた細菌の塊で、そのほとんどが酸素の少ない場所を好むため、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)に潜み、この歯垢中の細菌が出す毒素によって、歯ぐきに炎症を起こす。

 

 

👿間接的原因

 

間接的原因=リスクファクター(危険因子)
口腔内の環境や生活習慣にも間接的な原因となるリスクファクター(危険因子)が潜み、ケアには適切なブラッシングで歯垢を取り除くこと、リスクファクターを少なくしていくことが必要。

 

 

 

👿歯周病になりやすい要因

 

 ① 糖尿病
 ② 喫煙
 ③ 歯ぎしり、くいしばり、かみしめ
 ④ ストレス
 ⑤ 不適合な冠や義歯
 ⑥ 不規則な食習慣
 ⑦ 全身疾患
 ⑧ 薬の長期服用
 ⑨ 部分的に歯がない
 ⑩ 両親が若い時から入れ歯だった
 ⑪ 口呼吸が多い
 ⑫ 免疫抑制剤を飲んでいる、あるいは免疫低下の状態

 

 

 

 

 

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 🦷歯周病セルフチェック

 

●全体
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□ 口臭を指摘された、自分で気になる

□ 朝起きたら口の中がねばねばする

□ 歯磨き後に、毛先に血が付いたり、
 すすいだ水に血が混じることがある

 

●歯茎の状態
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□ 歯肉が赤く腫れた来た

□ 歯肉が下がり、歯が長くなった気がする

□ 歯肉を押すと血や膿が出る

 

●歯の状態
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□ 歯と歯の間に物が詰まりやすい

□ 歯が浮いたような気がする

□ 歯並びが変わった気がする

□ 歯が揺れている気がする

 

判定

 

1~3個
歯周病の可能性があるため、軽度のうちに治療を受けましょう

4~5個
中等度以上に進行している可能性があります。
早期に歯周病の治療を受けましょう。

✅チェックがない場合
無症状で進行することがあるため、
1年に1回は健診を受けましょう。

 

 

 

 

 

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 🦷歯周病から生まれる病気

 

🏥狭心症・心筋梗塞、脳梗塞

 

歯周病原因菌により血液の通り道が細くなり、血管が詰まったり血管の細いところで詰まります。

歯周病の人はそうでない人の2.8倍脳梗塞になり易いと言われています。

動脈疾患予防のためにも歯周病の予防や治療は、より重要となります。

 

 

 

🏥糖尿病

 

歯周病は、以前から糖尿病の合併症の一つと言われています。

歯周病と糖尿病は、相互に悪影響を及ぼしあい、歯周病治療で糖尿病も改善することも分かってきています。

 

 

 

🏥誤嚥性肺炎

 

誤嚥性肺炎の原因となる細菌の多くは、歯周病菌であると言われています。

誤嚥性肺炎の予防には歯周病のコントロールが重要になります。

 

 

🏥骨粗しょう症

 

骨粗しょう症は日本では推定約1,000万人以上いると言われ、その約90%が女性です。

骨粗しょう症の中でも閉経後骨粗しょう症は、閉経による卵巣機能の低下により、発症します。

全身の骨がもろくなるとともに歯を支える歯槽骨ももろくなり、また歯周ポケット内では、歯周炎の進行が加速されると考えられています。

 

 

 

 

 

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 🦷歯周病予防

 

予防①
毎日のていねいな歯みがきや歯科医院での清掃が有効

予防②✨
歯石は自分で取ることができないので定期的に歯科医院を受診して歯石を除去

 

歯周病の予防を行うことで、全身の様々な病気のリスクを下げることが可能です。口腔ケアを見直し全身の健康につなげましょう。

 

 

 

 

 


 

 

 

歯周病は、口の中で発生する生活習慣病とも言われていて、歯周病が発端になって複数の生活習慣病を誘発していることが分っています。

社会全体として口腔保健への意識が高まっている今、事業所内でも歯周病に関しての知識を深め、高齢世代の生活習慣病の予防対策として口内環境の改善に取り組んでみましょう!

 

 

 

 

 

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