冬の病気にご注意を!
12月に入り朝晩の冷え込みがますます厳しくなってきています。気温が下がるだけでなく乾燥しやすく健康を損ねやすい時期です。冬に増加しやすい病気とその対策について紹介します。
冬は心臓発作が多い⁉
冬に発生しやすい病気のうち、最も怖いのが心筋梗塞や脳卒中などの血管障害です。冬場、午前中の寒い時間帯に増えると言われています。原因としては低温環境そのもの、あるいは室内外の気温差があげられます。
熱いお風呂に入浴した後、急に体を冷やしたり、夜間寒いトイレに行くなどしたときに血圧が変動しやすく、心臓や脳の血管に負担がかかります。
→なるべく室内の気温差をなくしたり、お風呂はぬるめのお湯にゆっくりつかるなどしましょう。また、高血圧や高脂血症、糖尿病がある方は特に気をつけましょう。
呼吸器系の病気
気管支喘息、慢性鼻炎、アレルギー性鼻炎など乾燥した冷たい空気により喉や鼻、気管支の粘膜が刺激され炎症を起こしやすく、また細菌やウイルス、アレルギー物質が入りやすくなります。
泌尿器系の病気
頻尿、膀胱炎、腎炎、尿路結石など
冷えにより膀胱が収縮し頻尿になります。
また寒い時期、飲水量が減ることで膀胱炎や尿路結石などが起きやすくなることがあります。
→冬場も十分水分摂取を!(冷えやすいのであたたかい飲み物を)
便秘、痔
冷えは、胃腸の動きを悪くします。また肛門周囲がうっ血し痔が悪化しやすくなります。下半身の冷えに十分注意しましょう。
関節痛・神経痛
冷えにより血行が悪くなることで、関節痛や神経痛が起きやすくなります。腰痛、ぎっくり腰にも注意です。
皮膚疾患
冷え、乾燥による肌荒れ、かゆみ、アトピー性皮膚炎などの悪化。
冷えや気温差、乾燥に気をつけ、来る冬を健康に過ごしましょう!