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8月7日は「鼻の日」-鼻の病気について

こんにちは。仙台かわすみ産業医事務所です。
本日8月7日は、「鼻の日」。

鼻は呼吸や嗅覚機能を行う重要な器官です。
顔の中心にあり、他の器官や臓器と線路のようにつながっているため、様々な症状を併発します。
誰もが一度は悩みを抱えたことがある鼻のトラブル。今回は鼻の病気についてお話ししていきます!

 


 

 

 鼻の病気

 

頻度の多い鼻の病気には、

・アレルギー性鼻炎
・副鼻腔炎
・嗅覚障害
・肥厚性鼻炎
・鼻中隔湾曲症

などがあり、多くの人々がこのような鼻の病気にかかって悩んでいます。
鼻が悪いと、中耳・咽喉頭(鼻の通り道の突きあたりから、食道の入り口まで)・肺などの病気にかかりやすいばかりではなく、
学業や仕事の能率に悪い影響があることが指摘されています。

また、「いびき」をかいたり「口呼吸」をするようになり、睡眠時無呼吸症候群との関連も注目されてきており、
花の症状や病気の対策に関心が高まっています。

 

 

 

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 国民病とまで言われるアレルギー性鼻炎

 

アレルギー性鼻炎とは、本来異物を体内に入れないための防御機構の、くしゃみ・鼻水・鼻づまりが病的かつ過剰に起こる病気です。
体に異物が入ると、身を守ろうと抗体が作られます。
再び鼻から異物(抗原)が入ってくると、それと粘膜内の抗体が抗原抗体反応(アレルギー反応)を起こし、
くしゃみ・鼻水・鼻づまりが発現します。

 

●アレルギー性鼻炎の原因

・通年性アレルギー性鼻炎
 →原因の90%がダニ、その他ハウスダスト、動物の毛など

・季節性アレルギー性鼻炎
 →最も多い原因は花粉(花粉症)

花粉症の有病率は2019年時点で42.5%。
(10年間で10%以上増加!)
花粉症を含むアレルギー性鼻炎の医療費は保険診療で
役3,600億円、市販薬で約400億円と推計されています。

 

●アレルギー性鼻炎の症状

三大症状は、くしゃみ・鼻水・鼻づまり。
その他に頭痛、頭重感、食欲不振、耳・喉・目のかゆみ、
倦怠感や意欲の低下があります。
これらは、学業や仕事に悪影響をきたします。

 

●アレルギー性鼻炎の治療と対策

 1.抗原の除去

 

症状を抑えるのに大事なことは、予防。
原因となるダニや家のほこりを予防しましょう。

・週に1,2回、1回20秒/mの時間をかけて室内を掃除
・室内の湿度を約50%、温度を20~25℃に保つ
・織物のソファー、絨毯、畳はできるだけ避ける
・別途のマット、布団、枕に防ダニカバーをかける

 

 

 2.減感作療法(アレルゲン免疫療法)

 

根本的な治癒、体質改善が見込める唯一の方法。
原因となっている抗原を段階的に量を増やして体に投与
(週に1,2回程度注射や服薬等、半年~1年程度継続)
※治療の対象、実施できるかは主治医の判断

 

 

 3.薬物療法

 

・抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬)
最も一般的に使用されている薬剤。
ほとんどの薬で長期投与の安全性も確認

・血管収縮剤
多くの市販の点鼻薬に含まれている成分。
即効性があり、鼻づまりに対して良く効くが、
長期使うと効き目が少なく、効果の持続も短くなる。

・ステロイド点鼻薬
効果が強く効き目が早い。
副腎皮質ホルモンを含んでいますが、多くは粘膜で吸収されるため、
全身的な副作用はほとんどない。
しかし、人によっては点鼻そのものが刺激となって症状が出る可能性がある。

 

 

 4.手術療法

 

レーザー手術などで粘膜を焼く手術。
(炭酸ガスレーザーやアルゴン凝固術)
その他、、鼻腔構造を改善する手術と、くしゃみ・鼻汁に関与する神経を切断する手術を同時に行う方法
(後鼻神経切断手術・粘膜下下鼻甲介骨切除術)。

 

 

 

 

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 慢性副鼻腔炎(蓄膿症)

 

鼻(鼻腔)の周りにある副鼻腔(ふくびくう)で炎症が起きている状態を副鼻腔炎といい、以前は蓄膿症と呼ばれていました。
急性期では鼻づまり、ドロっとした匂いのする鼻汁、頬・鼻周囲・額の痛み、顔やまぶたの腫れ、発熱などの症状を認めます。これらの症状が一段落したあとも、なかなかすっきりしないという場合には炎症が慢性化している可能性があります。炎症が3 か月以上続くと「慢性副鼻腔炎」と診断されます。
慢性副鼻腔炎の約9 割はウイルスや細菌が原因で、多いのがかぜやインフルエンザ等の感染症をきっかけに発症するケースです。

 

●慢性副鼻腔炎の症状
・鼻水、鼻づまり
・鼻水が喉の方に流れる
・頭痛や頭がぼーっとする、倦怠感
・目や頬の周りなどが痛い

●慢性副鼻腔炎の治癒例
・副鼻腔にたまっている膿(鼻水)を吸引して取り除く治療
・鼻水から原因菌を調べて抗生剤を処方し、
 消炎鎮痛剤の投与で粘膜の炎症を抑制
・内視鏡手術:鼻腔と副鼻腔の連絡穴を拡張・換気し、
 膿が副鼻腔内にたまらないようにする

 

 

 


鼻の症状が長引いたり、気になる場合は、
まず耳鼻咽喉科を受診しましょう!

 

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