8月は食品衛生月間です
こんにちは。毎日暑い日が続きますが、皆様体調は崩されていませんでしょうか。
今の時期は食べ物も傷みやすく、食品の管理は一段と気を遣うところですね。
食中毒事故の防止と衛生管理の向上を図るため、8月は「食品衛生月間」と定められています。
ということで、今回は食中毒予防についてお話します!
予防策①いつも清潔にしましょう! |
★食中毒の予防は、台所の衛生管理から
掃除はすみずみまで行き届いていますか?
調理の下準備で、流し台まわりが汚れていませんか?
以下を参考に、食品を手にしたり調理したりする台所だからこそ徹底した衛生管理を心がけましょう。
■包丁・まな板・食器・ふきん・たわし・スポンジなどを使った後は すぐに洗剤と流水でよく洗うようにしましょう ■洗った後、熱湯をかけると消毒効果がさらにアップ! ■ふきんの汚れがひどいときは清潔なものと交換する ■殺菌は漂白剤に漬け込むと効果的 ■食器や鍋を流し台の下に保管する場合は、水漏れなどに注意し直接床に置かないようにしましょう
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調理器具のお手入れのコツ |
まな板 |
汚れや細菌が表面の傷に入り込んでいるので、しっかりこすり洗いを。 肉・魚・野菜などの下ごしらえ用と調理済み食品用に、使い分けて行うと衛生的です。 |
包丁 |
柄の部分や刃の付け根部分は汚れやすいので、ブラシなどで念入りに。 用途別に2本以上用意するのがおすすめ。 |
ふきん |
定期的に漂白剤につけて殺菌し、念入りにすすいでから日光で乾燥。 多めに用意して、常に清潔なものを使いましょう。 |
スポンジ たわし |
使用後はよくすすぎ、洗剤成分を洗い落としてください。定期的に消毒をしましょう。 |
★手洗いを正しく行いましょう
■手洗いの前にすること ●爪は短くする ●指輪・時計をはずす ●傷や肌荒れがないかチェックする
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■手洗いの順序 ❶流水で洗い流す ➋石鹸をよく泡立てて、1分間以上もみ洗い [ポイント]手のひら・指の間・指先・爪・手の甲・手首 ❸流水でよくすすぐ ➍清潔なタオルでよく拭く
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■こんな時こそ手洗い! ●台所にはいったとき ●食肉・魚介類を扱ったとき ●トイレのあと ●食事の前 ●動物に触れたあと
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予防策②「温度管理」にこだわりましょう |
★食品の買い物で気を付けること。それは何といっても品質!
〇肉・魚・野菜などの生鮮食品は新鮮なものを選びましょう。
〇賞味期限は必ず確認する
〇食品同士が触れることを防ぐため、食品ごとに分別して清潔なビニール袋に入れる
〇冷蔵や冷凍が必要な食品は最後に買う
〇買い物が終わったら、速やかに持ち帰る
★冷蔵庫の正しい使い方
〇冷蔵庫は10℃以下にする
〇冷凍庫は―18℃以下にする
〇容量は全体の7割までにする。詰めすぎは厳禁!
〇ドアの開閉はできるだけ時間を短く、回数を少なくする
〇生魚や肉類はチルド室(0℃)、パーシャル室(-3℃)を活用する
〇買い置きの卵や牛乳などは庫内に入れる
〇暖かい食品は冷ましてから入れる
〇月に一度は庫内の大掃除をする
「まだ大丈夫」という気のゆるみに”食中毒”はつけこみます。
表示をよく見て肉・魚・野菜は新鮮なものを選びましょう!
予防策③しっかり「加熱」をしましょう |
大多数の原因菌は熱に弱いです。
調理をする際、十分に加熱することがとても有効。
食品の中心部が75℃、1分以上の加熱が目安です。
これでほとんどの食中毒を防ぐことができます!
病原物質 | 死滅温度・時間 |
サルモネラ | 70℃・1分間 |
病原大腸菌 | 75℃・1分間 |
カンピロバクター | 60℃・1分間 |
腸炎ビブリオ | 65℃・1分間 |
ノロウイルス | 85℃~90℃・90秒間 |
●社内で感染を広げないために
万一食中毒になったら…無理に出社をすると、 社内に感染を広げてしまうことがあります。 症状が治まるまでは自宅で休み、出社後もこまめに手洗いを行い 職場にきちんと報告する等を心がけましょう。
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●お弁当・テイクアウトにも注意が必要
お弁当を持参する場合や、テイクアウトの際は いずれも市販のものと比較し衛生管理が難しく、 テイクアウトした食事はスーパーやコンビニ等店舗で商品として あらかじめ専用に梱包されたものとは異なり注意が必要です。
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●カビ・ダニ対策も合わせて行いましょう
湿度が高く、カビやダニが繁殖しやすい季節でもあります。 食中毒やアレルギーの原因にもなるため、発生しないよう対策をすることが大切です 温湿度計や除湿器を活用するのもおすすめです。
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細菌性食中毒は気温とともに増加し、6月~9月が多発時期となり
この4か月で1年の細菌性食中毒発生件数の約半分を占めています。
夏を健康的に楽しく過ごすために、食品管理には十分注意しましょう!