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睡眠時無呼吸症候群

9月も下旬というのに、まだ暑い日が続き体調崩されていませんでしょうか。
お昼の暑さとは裏腹に、暗くなるのが早くなってきたり、夜が涼しくなってきたりと、
少しずつ秋の訪れも感じます。
夜の寝苦しさはだいぶ和らいだのではないでしょうか。

さて、今回のテーマは「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」についてです。
よく耳にする名前ですが、寝ている間のことなので気づきにくい症状。

睡眠時無呼吸症候群について学び、自分自身や周りの方はどうか是非気にしてみてください。

 

 

 

 🌙睡眠時無呼吸症候群とは

 

 

🛏特徴

 
 ・睡眠中の頻繁な呼吸停止、止まりかける、
  呼吸再開時の覚醒等により質の良い睡眠がとれない

 ・運転中に突然意識を失うような睡眠に陥ることがある

 

 

🛏発症メカニズム

 
 ・成人男性の約3~7%、女性の約2~5%

 ・男性では40~50歳代が半数以上、女性では閉経後に増加
  

 ★上気道が狭くなることが原因
 ⇨首周りの死亡が多いと上気道は狭くなりやすく、肥満と深く関係

 ★肥満以外の要因
 ⇨扁桃肥大、下が大きい、鼻炎・鼻中隔弯曲といった鼻の病気、
  あごが後退、あごが小さいなど
   

 

 

 

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 🌙未治療・放置のリスク

 

 

🛏急性期リスク

 

 急性期リスクは、労働生産性の低下や作業ミスによる 労働災害を引き起こす可能性があります。

 ・起床時の頭痛
 ・倦怠感
 ・記憶力、集中力低下
 ・日中の眠気
 ・生産性の低下
 ・交通事故
 ・作業ミスによる労働災害

 

 

🛏慢性期リスク

 

 慢性期リスクは、健康被害をきたす可能性があります。

 ・高血圧症
 ・糖尿病
 ・心不全
 ・心血管障害
 ・夜間突然死
 ・脳梗塞
 ・認知障害

 

★睡眠時無呼吸症候群がある場合の産業医による就業判定

・業務中に症状が出る可能性
・事故、労災予防の観点

⇨就業制限の可能性があります。
(実態、治療状況等総合的に勘案)

 

 

 

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 🌙検査を受けてみましょう

 

以下の項目に当てはまるものが多い方は、
睡眠時無呼吸症候群の検査、専門医に相談することをお勧めします。

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✅いびきをいつもかいている
✅しっかり眠っているはずなのに、疲労感が取れない、
 もしくは朝起きたときに頭痛がする
✅夜中に目が覚めることがある(トイレに起きるなど)
✅日中に強い眠気がある
✅肥満傾向である
✅高血圧や心臓の病気がある
✅睡眠中に呼吸が止まっていると指摘されたことがある

_________________________________________

 

★検査や治療が可能な診療科は、
内科、呼吸器内科、循環器科、耳鼻咽喉科、睡眠外来、歯科・口腔外科、精神科など多岐にわたっています。
できるだけ、睡眠の専門家が在籍する耳鼻咽喉科、呼吸器内科、循環器科、精神科を検討しましょう。
(参照:無呼吸ラボ<診療所一覧 https://mukokyu-lab.jp/hospital/list.php?prefcode=4

 

 

 

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 🌙睡眠時無呼吸症候群の治療

 

 

🛏経鼻的持続陽圧呼吸治療法(CPAP)

 

 無呼吸低呼吸指数(AHI=睡眠時無呼吸症候群の指標)が20以上で日中の眠気などを認める場合の標準的治療です。

 マスクを介して、持続的に空気を送ることで狭くなっている気道を広げる治療法。

 

 【CPAPの治療効果】

 ・無呼吸、低呼吸、いびきの消失
 ・血液ガスの改善
 ・睡眠の質の向上、日中の眠気など日常生活動作の改善
 ・高血圧や狭心症などの合併症の改善

 ⇨心血管疾患による死亡率を低下させる

 

★CPAPの他に、マウスピース、外科的治療があり、
 睡眠時無呼吸症候群の治療法は主にこの3つがあります。

 

 

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 🌙睡眠時無呼吸症候群の予防

 

高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病がある人は、
睡眠時無呼吸症候群に合併しやすいと言われています。

過食、アルコール多量摂取、運動不足、肥満など、
睡眠時無呼吸症候群のリスクファクターのお改善に努めましょう!

 

 

 


 

寝ている間の無呼吸に、私たちはなかなか気づくことができないため、
検査・治療を受けていない多くの患者さんがいると推測されています。

この病気が深刻なのは、寝ている間に生じる無呼吸が、
起きているときの私たちの活動に様々な影響を及ぼすこと。

気づかないうちに日常生活に様々なリスクが生じることがあるのです。
心臓や脳に酸素がいきわたらなくなることで、心臓の病気などの重度な疾患を引き起こすこともあります。

早期改善に努め、健康的な睡眠をとれるようにしましょう!

 

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