熱中症に注意②マスクと熱中症の関係は??
今年は夏になっても、暑くてもマスクが要るワケ
最近では「マスクによる熱中症」が話題になっています。
新型コロナウイルス感染症の流行が続き、ソーシャルディスタンスをとるなど対策が必要であり、まだ油断はできません。
さらに暑くなる時期を控え、マスク着用における注意点をおさえておきましょう。
単に「マスクをしていると暑いから熱中症になる」と言うわけではなく、
「マスク着用中はマスク内の湿度が上がるため喉の渇きに気付きにくくなる」ことで、
知らぬ間に脱水になりやすく、また感染予防でマスクをできるだけ外さないようにしていることによって水運動や体を使う作業の際のマスク着用も注意し、
少し運動量を下げるなど工夫をしましょう。
「新しい生活様式」における熱中症予防行動について
1.マスクの着用について
マスク着用により…心拍数、呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇 などの身体の変化!
➡ 身体に負担がかかる。
対策
・ソーシャルディスタンスが確保できればマスクを外す
・マスク着用時は、強負荷の作業や運動は避ける
・暑い日や時間帯を避けて外出する。
・涼しい服装を心がける
2.エアコンの使用について
・冷房時でも換気扇や窓開放により換気を確保する
・換気により室内温が上がるため、こまめに温度調節
3.涼しい場所への移動について
人数制限により店舗にすぐに入れない場合は、屋外でも日陰や風通しの良い場所に移動する。
4.日頃の健康管理について
定時の体温測定、健康チェック継続により平熱を知る。
(仙台かわすみ産業医事務所 保健師 佐々木)