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積雪・凍結による転倒災害を防止

県内の事業場において、令和5年1月から同年12月までの新型コロナウイルス感染症を除いた労働災害は2543人でした。
そのうち、店頭によるものが全体の約3分の1を占めています。

特に冬季は、寒さで体が動きにくくなるうえ、積雪・凍結で滑りやすくなり、転倒災害のリスクが高まります。

 

 

 ⛄転倒事故が起こると

 

転倒事故は骨折など重篤な災害につながりやすく、厚生労働省のデータによると、
転倒災害による休業期間の役6割が1か月以上となっています。

長期間の治療やリハビリを要すると、事業活動に支障が出るほか医療費は保障費用が大きな負担となる可能性があります。

特に屋外、通勤時など普段は問題ない歩道や階段が一転して危険な場所に代わり、歩行時に足を滑らせて転倒するリスクが高まります。

 

⚠もし転倒して頭を打った場合は?

MTBI(軽度外傷性脳損傷)のリスク
MTBIは、頭を打ったり、頭が強く揺さぶられたりすると、その衝撃により脳の損傷が起こることがあります。
衝撃が軽度で、CT検査 (画像検査)などに異常がない場合でも、数日から数週間経って重い症状や長引く症状が現れることがあり、注意が必要です。

 

❄次のような症状があるときは医療機関へ

 

 ・意識状態がいつもと違う
 ・事故前後の記憶がない
 ・手足に力が入りにくい
 ・手足がしびれる
 ・痙攣、吐き気、めまい、頭痛

 

 

 

 

 

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 ⛄転倒防止対策

 

①「天気予報」チェック

 

 寒波が予想される場合などには、労働者に周知し早めに対策を取りましょう。

 

 

②「除雪・融氷」を万全に

 

 駐車場内や、駐車場から職場までの通路に、除雪や融雪剤の散布を行いましょう。
 出入りぐ日には転用防止用マットを引き、照度設備を設けて夜間の照度を確保しましょう。

 

 

③「時間に余裕」を持った行動を

 

 悪天候による交通費器官の遅れが見込まれる場合は、
 時間に余裕をもって出勤するようにし、落ち着いて作業をするよう心がけましょう。

 

 

④滑りにくい「履物」を

 

 作業に適し、氷に対する防滑性の高い履物を装着しましょう。

 

 

⑤転倒しにくい「歩き方」を

 

 屋外では、小さな歩幅で靴の裏全体を地面につけて歩くようにしましょう。

 👣歩き方のコツ
 ①靴の裏全体を路面につけて歩く
 ②小さな歩幅でそろそろ歩く
 ③急がず、焦らず、余裕をもって歩く

 

 

 

 

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 ⛄職場で取り組み

 

❄転倒しやすい場所を事前にチェック・見える化

滑りやすい場所を把握しておくことが大切です。
駐車場や出入口、階段、スロープなど特に積雪や凍結が進みやすい場所を
日々確認し、危険個所に注意喚起の標識を設置するなど、
転倒リスクを「見える化」することで、通行者に注意を促せます。
定期的なチェックで、危険なエリアに早めの対策が打てます。

 

❄転倒防止のための装備・設備を整える

事業所では、従業員や来訪者に滑りにくい靴の着用を促しましょう。
また、必要に応じて手すりやマットなどの滑り防止設備を設置することや、路面の凍結を防ぐための融雪システムの導入も効果的です。
備えを整えることで、施設や敷地内での転倒リスクを低減できる可能性があります。

 

 

 

 

 


侮れない積雪・凍結による転倒事故。
重大な事故になるまえに、今一度見直して、リスクを減らしていきましょう!

 

 

 

 

 

 

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