暑い夏は痛風発作に注意
こんにちは。仙台かわすみ産業医事務所です。
今回のテーマは「暑い夏は痛風発作に注意」です。
今年の夏も梅雨明け前から厳しい暑さが続き、猛暑日も連日発生しています。
暑い時期に最も気をつけなければならないのは熱中症ですが、実は痛風も夏に起こりやすいと言われています。
症状・予防・対策を確認して、普段の生活から意識してまいりましょう。
| ◆痛風とは |
痛風は「最古の生活習慣病」ともいわれ、足の親指の付け根など、関節に腫れと強い痛みが生じる病気です。
中高年男性に多いと思われがちな痛風ですが、近年では40代以下の若い世代や閉経後の女性の発症も増えていて、患者数は日本国内で80万人を超えるといわれています。
▶体内の「尿酸」が増加することが原因で起こる病気
高尿酸血症とも呼ばれ血清尿酸値が7.0mg/dLを超えた状態をいいます。細胞内の核に含まれる『プリン体』という物質が分解されるときに生じる老廃物の尿酸が尿として排泄(はいせつ)されず、血中濃度が高まることで発症する病気です。
余分な尿酸が体内にたまる状態が続くと、結晶となって手や足の関節に蓄積されて関節などに痛みが生じ、赤く腫れます。これを『痛風発作』と呼び、発作を放置したままでいると、『痛風結節』というしこりが生じ、腎不全や尿路結石、動脈硬化などの合併症を引き起こす可能性も高まります。
尿酸値が高い人は痛風発作が起きないとしても、心筋梗塞などの血管障害が起きるリスクを抱えていることになりますので、注意が必要です。
◆気温が高い夏は尿酸濃度が上昇
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痛風は年間を通じて起きる病気ですが、とくに夏場の深夜に発作が起きることが多いと言われています。
高温の際には通常の気温のときに比べて、約40%も痛風発作が増えるという研究報告もあります。
| 尿酸値が上がる原因 |
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①汗をかくことが多い
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| ◆痛風発作は夜間に多い |
脱水と血圧が関係している。
◆脱水:
就寝時は脱水症状が起きやすく、夏は高温と高湿度で脱水のリスクは高まります。
特に汗をかいた後は十分な水分補給を心がけましょう。
◆血圧:
夜寝る前から就寝中は血圧は下がりますが、血圧が下がるということは血液の流れが悪くなるということでもあります。心臓から送られる血液量が少なくなり、血液が全身にたまりやすくなります。 痛風発作は関節にたまった尿酸が剥がれ、そこに炎症が起こった状態を指すので、血液の流れが悪い方が、剥がれた体にとって邪魔な尿酸が関節周辺に残りやすく、剥がれた尿酸を血液が回収して体の外に出す能力が落ちて、痛風発作が起こりやすくなります。
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| ◆高尿酸血症/痛風になりやすい人 |
・お酒を飲む機会が多い
・砂糖入りの清涼飲料水を飲む機会が多い
・激しい運動をする
・男性
・肥満、メタボ
・血縁者に痛風既往
・水分摂取が少ない
・過度なストレスを感じている
など
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| ◆対策と予防法 |
🍚食べ・飲みすぎない
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腹八分目、バランスの良い食事を心がけましょう。
🥕野菜・海藻を摂る
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野菜・海藻類などのアルカリ性の食物を積極的に摂取することで、
血中尿酸値を低く抑える効果が得られます。
💧水分をしっかり摂る
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お酒や清涼飲料水は尿酸値を上昇させるため、水やお茶からの摂取が望ましく、夏は元々脱水傾向になりやすいため、特に水分摂取が重要です。
🏊適度な運動
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激しい運動(無酸素運動)ではなく、軽い有酸素運動が痛風防止には効果的です。
予防の基本となるのは季節にかかわらず、生活スタイルの改善です。
痛風と糖尿病などの生活習慣病には共通する『危険要因』が多く含まれています。
健康的な生活スタイルを続けることは、ほかのさまざまな生活習慣病を同時に予防したり改善したりすることにもつながります。
尿酸値が盛らないときは、かかりつけ医に相談、未受診の方は受診するようにしましょう!



