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夏の安全な飲酒とアルコール依存症対策

こんにちは。仙台かわすみ産業医事務所です。
本格的な夏がはじまり、お酒もおいしい季節になってきました。
今回はこの時期に多くなるアルコール依存症と、気を付けたいアルコールハラスメントについてのお話です。

 


 

 ◆夏の飲酒に潜む熱中症・脱水のリスク

 

 

 ①強力な利尿作用による水分喪失

 

 ビール1リットルを飲むと、約1.1リットルの水分が
 尿として体内から失われます。
 お酒は水分補給にはなりません。

 

 

 

 ②体温調節機能の低下に注意
 アルコールの作用で欠陥が過度に拡張し、体温調節が正常に機能しなくなります。
 これにより、熱中症を引き起こします。

 

 

 ③「翌日の作業」にも残る危険

 

  深酒をした翌朝は、すでに体が脱水状態にあります。
 そのまま炎天下で作業・通勤すると極めて危険です。

 

 

 

 

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 ◆早期発見:アルコール依存症のサイン

 

✖飲酒量のコントロール困難
 あらかじめ決めていた量で切り上げることができず、
  限界まで飲み続けてしまう状態

 

✖飲酒の優先順位と上昇
 趣味や家族との時間よりも、お酒を飲む時間や
  機会を最優先にしてしまう。

 

✖離脱症状の出現
 お酒が抜けてくるとイライラする・手が震える・
 異常に汗をかくなどの症状が出る。

 

✖耐性の増大
 以前と同じ量では酔えなくなり、満足するために
  必要な飲酒量が徐々に増えていく。

 

✖隠れて飲む・噓をつく
 周囲に心配されないよう、飲む量を少なく言ったり、
 隠れて飲酒をしたりする。

 

 

 

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 ◆健康を守る夏の飲酒3つのルール

 

☀「同量以上」の水分補給
 アルコールと同僚以上の「水」または「ノンカフェイン飲料」を交互に飲み、脱水を防ぎましょう。

 

☀週2日以上の「休肝日」
 肝臓を休ませ、依存リスクを下げるために休肝日を作りましょう。

 

☀高タンパクなおつまみ
 枝豆、豆腐、鶏肉、チーズなど、アルコールの分解を助けるビタミンやたんぱく質を多く含む食材と一緒に食べましょう。

 

 

 

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 ◆アルハラを構成する5つの禁止行為

 

〇一気飲み・強要系

 

 1.飲酒の強要
 心理的な圧力をかけ、立場や罰ゲームなどを利用して強制的に飲ませること。

 2.イッキ飲ませ
 場を盛り上げるためにコールや早飲みを促すこと。
 急性アルコール中毒の直接原因となる。

 3.意図的な酔いつぶし
 相手の体調や限界を無視し、意図的に泥酔させること。
 医学的には重篤な事故につながる。

 

 

〇配慮・マナー欠如系

 

 4.飲めない人への配慮不足
 体質的に飲めない・飲まない人の意向を侮辱したり、揶揄したり、ノンアルコールを用意しないこと。

 5.酔ったうえでの迷惑行為
 暴言、暴力、説教、過度な悪ふざけ、セクハラ行為。
  酒の席での「無礼講」は免罪符にならない。

 

 

 

 

 

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 ◆命に関わる緊急事態

アルコールは、体質や急激な過剰摂取によって、
脳のまひや呼吸抑制、深刻な自律神経系障害を引き起こします。

⚠急性アルコール中毒
イッキ飲みは血中濃度を数分で異常値に引き上げ、昏睡や心停止を招きます。

⚠窒息・転倒などの二次災害
酔いつぶれた人を放置すると、嘔吐物吸引による窒息、
また足元が崩れた転倒・転落などで重大な死亡事故につながりかねなません。

 

 

 

 

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 ◆アルハラの法的責任

👤加害者本人

・刑事責任傷害罪、強要罪、過失致死傷罪など
・民事責任:多額の損害賠償請求、懲戒解雇処分など

「無理やり飲ませた」という客観的な証拠、
目撃証言等に基づき、逮捕・起訴される判例が多々存在します。

 

👤幹事・同席者

・共同不法行為煽りや看過があった場合の賠償責任
・刑事上の責任:現場での救護怠慢による保護責任者遺棄

ただ見ていただけ、煽りコールに同調しただけでも法的・道義的責任を問われます。

 

👤会社・企業

・安全配慮義務違反、使用者責任企業のブランドイメージ失墜、採用活動への深刻な影響

「社内の宴会」「懇親会」等で発生した事故に対し、企業は「管理監督責任」として数千万規模の賠償命令を受けるリスクがあります。

 

 


 

アルハラを防ぐ職場づくりには「飲酒の強要=人権侵害・労災リスク」という共通認識の徹底が不可欠です。

まずは経営層や管理職が率先して「お酒を飲まない選択」を尊重する姿勢を示し、心理的安全性を確保することが大切です。

 

 

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